復刊バージョンとてんとう虫コミックスバージョンの差分

右手に旧版、左手に新版

凡例
#x: x巻
p.x : xページ
T:てんとう虫(オリジナル)
B:ブッキング(復刊)
ex> B#1 p.10: ブッキング版1巻10ページ
ブッキング(B) てんとう虫(T) 備考
#1 表紙 #3 表紙 表紙はそのままではなく、アレンジが加えてある。B#1では、T#3表紙では見えなかったロココの二の腕が見えている。また、T#3にはいなかったかぐやがいる。 このかぐやの出展は不明だが、古臭い絵であることから、初期のぴょんぴょんに掲載されたものと思われる。
#1 p.1 #3 p.3 Tは、2ページ(1枚)ぶん空白があるので、p.3が実質的なp.1となる。 つまりどちらも中表紙ということだが、表紙も中表紙もT#3から採用されていることが興味深い。絵そのものはほぼ同じ。上下左右の断ち切りの位置がやや異なり絵そのものの範囲はBのほうが狭い。また、「藤井みどり」「ビックリマン愛の戦士ヘッドロココ」というロゴが違う(ロゴの位置はほぼ同じ)。またT#3にあった「ぴょんぴょん・小学館学習雑誌掲載」という文字はB#1にはない。
#1 p.2--3 #1,2 p.4--5 登場人物紹介。B#1においては、セシールはT#1の、神帝たちはT#2の登場人物紹介と同じイラストを使っている。それ以外は独自に選定したイラストを使っている。文字フォントは大幅に変わっている。B#1のこのページのフォントは丸文字風で、はっきりいって個人的にはなんかである。人物紹介の文句もやや異なる。B#1では、ロココを幸福の地「次界」を目指して旅をする、天聖界の心やさしい若きリーダーと紹介しているが、T#1--7の登場人物紹介では心やさしいという表現は出てこない。また、T#1,2の両方で紹介されているキャラはB#1でも紹介されているが、T#2のみで紹介されているセシール、リージェ、それにノアに関しては、リージェのみがB#1で紹介されていない。また、Bでは天使は羽、悪魔は☆がキャラ紹介の欄の背景として使われ区別されている。星の凸の数が1つ足りない
#1 p.4--68 #1 p.6--66 パート1。断ち切りの位置が異なるほかはほぼ同じ。B#1の上下はT#1では見えた範囲が見えていない。逆に左右はB#1で見られる部分がT#1では切れていて見られない。そもそも上下-左右の比率が違うのか……。
定規で測ったところ、Tは 176x113、Bは210x148(mm) でした。縦横比は Tが1:0.64でBが1:0.84だから、やはりTは縦に長い!
#1 p.67--189 #1 p.69--191 デスゾーン。やはり左右の比率が違うのか、Tでは腕しか見えなかったキャラがBではほぼ全身見えていたりする(B#1 p.68 1コマ目フッドなど)。
#1 p.190 -- イラスト。「ぴょんぴょん」後期のカラーイラストだと思うが、細かい出展は失念。
#1 p.235 #2 p.50 一番下のコマ(CMスペース)。B#1ではB#2の表紙と思しき写真が映っているが、T#2ではT#1の表紙写真が使われていた。このコマでのマリアの宣伝台詞「第一巻は読んでくれた?」はどちらも同じ。T#2にあったお値段表記がB#1では消えている。
#1 p.372 -- イラスト。「ぴょんぴょん」掲載。愛のメモワール・シリーズの「旅立ちのプレリュード」の予告イラスト?(「午後のお茶〜」かも知れない……)
#1 p.394 #3 p.162 一番下のコマ(CMスペース)。B#1では今後復刊されるB#2,3の宣伝。T#3では、T#1,2,3と「ぴょんぴょん」の宣伝。イラストは同じ。
#1 p.405 #3 p.173 イラスト。ロココとマリアの絵で、絵そのものは同じ。T#3はロココの髪だけがトーンであとは塗り絵状態。B#1は、全体的にトーンが貼ってあり、塗り絵塗り終わり状態。
#1 p.406 #1 p.174 「愛のメモワール III」扉。T#3は、トーンなし。B#1は周囲にきらきらした感じのトーンが貼られている。
#1 裏表紙 #1 表紙 人物の大きさバランスをいじってある。またかぐやとマリアの立ち居地が逆。
#2 表紙 #4 表紙 絵そのものは同じ。やや加工されており背景などが異なる。 復刊はアップになっている。また、色味も異なる。復刊のほうがコントラストが強い。 ロゴなどの違いはB#1と同様。
#2 p.1 #4 p.3 中表紙
#2 p.2--3 ロココ、マリア、神帝、ノア、ルシファ、カイザー、エリス、ミリア、フラウ、ルウ、リーフ、ヤドリ鬼、お雪 #4 p.4--5 ロココ、マリア、神帝、かぐやオーロラ王子、ノア、カイザー、エリス、お雪、ルウ、リーフ、ミリア、フラウ、ヤドリ鬼、ルシファ 人物紹介。太字は一方にしかいないキャラ。キャラごとのコメントが少し異なる。また、Bでは#1同様に天使は羽、悪魔は☆がキャラ紹介の欄の背景として使われ区別されている。ただし、ウッディウッドのキャラは☆ではなく葉っぱのマークがついている。
#2 p.4 #3 p.6  イラスト。守鱗プーが写した写真。ほぼ同じだが、Tにあった背景のスクリーントーンがBにはない。
#2 p.11 #3 p.13 1コマ目 (記念写真)。B#1p.4(T#3p.6)と同じイラスト。Tにあった「とびらにもどる」という書き文字がBでは消えて同じ場所にハートマークがふたつついている。当時の「ぴょんぴょん」が手元にないので、推測に過ぎないが、おそらくこのイラストは連載当初の扉絵であったのではあるまいか?しかし、単行本化されるときに扉は省略された。T版のときには「とびらにもどる」を消し忘れたが、B版では連載当時の扉がないことに気が付いてこの文字を消したのではないだろうか。
 #2 p.28  #3 p.30 イラスト。同じイラストだが、Tにあった背景のスクリーントーン(★が規則的に散らばっているもの)がBにはない。ブッキングは背景のトーンがそんなに嫌か?
#2 p.50 #3 p.52 イラスト。同じものだが、Tでは枠のため断ち切りになっているマリアの髪がBでは少し伸びている。
#2 p.62 #3 p.64 3コマ目。カイザーがマリアを歯の浮くようなセリフで口説いているところ。Tには背景はないが、Bにはデフォルメした花火(?)のような背景がある。
#2 p.127 #3 p.129  フリートーク(柱)。好きなものなど。T→Bへ以下の様に加筆修正されている。
・ポプリ→ねこ。
・ニュースステーション→ニュース、スポーツ。
・ゲームはたしなむ程度→RPGはそれなり。
・「ぴょんぴょん」のオリジナル作品です→オリジナル作品です。
……一見してあまり変わってないと思って油断してたら細かいところが……。
 #2 p.147  #4 p.13 フリートーク。CDの宣伝。Bでは、すでにCDが絶版である旨と、CDで藤井先生が歌った曲が新幹線のビデオに使われた旨が追加されている。Bのフリートークはふたつめだが、「ひとつめ」の文字はそのまま……。
#2 p.188 #4 p.54 ファミコンのアップのコマの下。B版に「レトロ」と書き加えられている。確かに、今となってはレトロ。
#2 p.256 #4 p.122 ここは大幅に違う。これほど大きな変更がここまでの650ページ(1巻からトータル)で今まであっただろうか! Tではいかにして漫画家になったかというコラム。Bでは1/3おたよりコーナで質問に答えたカット。
#3 表紙  #7 表紙 B#3表紙はT#7表紙のイラストの一部を切り取って拡大したもの。T版には背景に薔薇が描かれていたが、B版では(デジタル的に取り込んで処理したのか)背景はさしかわっている。また色味も異なる。T版は赤とピンクの間のような色だったが、B版はピンク寄り。
#3 p.1 #6 p.3 中表紙。Bのほうは下がきれている。
#3 p.2--3 ロココ、マリア、神帝、ノア、ルシファ、エリス、ミリア、フラウ、カイザー、ライラ、グラディ、フローラ、フロル、ローラ、イザカ、シース、アンジェリック、ゼウス #6,7 p.4--5 ロココ、マリア、神帝、ノア、ルシファ、エリス、ミリア、フラウ、カイザー、イザカ、シース、ローラ、ライカアイカイリカ、タベ魔クリン、ライラ、ゼウス、アンジェリック、フロル、フローラ、グラディ、 登場人物紹介。太字はいっぽうにしかいないキャラ。なお、B版のカイザーの紹介イラストの選定には納得がいかない(笑)。
#3 p.4--8 #6 p.167--172 「ぴょんぴょん」から「ちゃお」に移った最初の回につけられたこれまでのあらすじ。雑誌で読むにはいいが、コミックスでまとめて読むには不要で、これがコミックスの真ん中あたりにくるとやや不自然という配慮から、B版では冒頭にもってきたのだと思われる。
#3 p.9 #1 背表紙
#3 p.36  #6 p.32 同じイラスト。しかし、Tはポエムがついているが、Bは絵だけ。もとは「ぴょんぴょん」のカラー扉でポエムがついていた。
#3 p.40, 42 #6 p.36, 38 T版(の一部)ではこの2ページが入れ替わっているというミスがあった。B版はしっかりと訂正されている。
#3 p.62 #6 p.58 イラスト。同じ位置(同じ連載の切れ目)だが、Bはやや古いイラスト(「ぴょんぴょん」付録のポスタ?)で、Tは連載時のカラー扉(対応する回の一回前のもの?)でポエムつき。P.36といい、B版においてはポエムは排除される傾向にあるということか。
#3 p.68 #6 p.64 Tはフリートークで野球、特に巨人軍の話題。これがすべておたよりコーナへの返答カットに入れ替わっている。B#2で好評だったからか、最近のプロ野球再編に何か思うところがあったからなのかは不明(笑)。巨大な冷蔵庫が懐かしい。
#3 p.86 #6 p.82 イラスト。Bは「午後のお茶を〜」の予告カット。Tは「午後のお茶を〜」の「ぴょんぴょん」掲載時カラー扉、ポエムつき。Tのこのカットは、Bでは「午後の〜」の扉に使われている。本来の位置に戻ったわけだが、ポエムはやはり消えている。
#3 p.110 #6 p.106 イラスト。背景(黒塗り)と人物の比率がやや異なるほかは同じ
#3 p.140 #7 p.3 (中表紙) イラスト。同じもの。Tではロゴに隠れていたマリアのおみ足がBでは見られます。
#3 p.160 #7 p.6 フリートーク。4コマ漫画「イカ様太平記」の紹介。紹介の文章がちょっと違う。
#3 p.185 #7 p.31 イラスト。囲い枠が違う。
#3 p.214 #7 p.60 イラスト(「ぴょんぴょん」ふろくのトランプから)。Tでは背景に星のトーンがはられていたが、Bではそれがない。またしても……。
#3 p.237 #7 p.83 フリートーク。Tでは7巻と書いているところがBでは3巻になっている。
#3 p.272 #7 p.118 イラスト。同じ絵だが囲み枠が異なる。
#3 p.301 #5 p.145 「旅立ちの前奏曲」の表紙。絵は同じ。「旅立ち〜」というタイトルロゴが異なるほか、Tにあった「思い出よみきりスペシャル」の文字がBにはない(このあたりはほぼすべての番外編で共通だが)。余談だがこの絵は好きです。
#3 p.346 #6 p.136 「午後のお茶をごいっしょに」の表紙。前述のように使われているカットが異なる。また、Bではポエムが消えている。ロゴもシンプルなものに変わり「思い出よみきりスペシャル」の文字も消えた。
#3 p.276 #7 p.191 イラスト。大きさと断ち切り位置のほかは同じ。
#3 p.417--420 新たに書き下ろされたあとがき。絵が違う(笑)が、連載初期から後期→「ちゃお」でのオリジナル作品という変化を考えれば自然なことか。

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