重箱の隅をつつくようなささいな疑問たち。愛のトリビアの泉。
結婚式いろいろ
天使の結婚式
 「白いベールの狂詩曲」に登場。場所は教会 (風の建物)。内部の様子はわからないが、尖塔の上には十字架がある。花嫁はウェディングドレスを着ているが、最後にちょこっとだけ登場する新郎は後期のロココとそんなに変わらない服装である。彼は遅刻してきたのであのあと着替えるのだろう。

悪魔の結婚式
 「愛の泉編」に登場。竜眼師がマリアを花嫁とするところ。守護石の掲げられた儀式用とおぼしき室内で、六芒星つきの杖を持った司祭 (という呼び方は正確ではないが) が執り行う。このあたりは、独特の宗教観というか民族観が出ていて面白い。ただし、衣装に関してはマリアはウェディングドレス、竜眼師はタキシードとごく普通。

 かぐやとデビルの結婚式が「デスゾーン編」に登場。場所はやや質素な教会。尖塔のうえに十字架があるが、これは天地球の教会だからだと思われる。新婦であるかぐやはウェディングドレス。デビルは白のタキシードを着ているが、これを着ているシーンが1コマしかない。しかもギャグですっとぶコマなのでとても小さい。前後のコマは普段着なので、デビルは晴れの舞台も普段着 (和装) なのかと思ったぐらいだ。

天使と悪魔の結婚式
 「幸せの国の輪舞」冒頭にマリアとロココの結婚式が登場。内部は登場しないが教会風の建物。ただしこの建物には「白いベール〜」でのロココの叔父の結婚式場にはあった十字架はない。←このコーナはこれが言いたかったのだ。たぶん、王族どうしの式と言うことで、天使と悪魔が揉めないようになっているのだろう (たんに書き忘れただけだったらどうしよう) 。衣装はマリアがウェディングドレス、ロココが燕尾服でごく普通。

追記:とうぜん漫画はモノクロなので衣装などの色は不明。ただ、ウェディングドレスはおそらく白、新郎の衣装も白が基本のようだ。
 ついでに衣装についていえば、マリアとカイザーの婚約披露宴のときにマリアが着ていたのが、なにやら飾り (刺繍とか?) が沢山付いたドレスでヴェールらしきものもしている。ここでマリアにウェディングドレスにちかいデザインのドレスを着せておくと、この直後のロココとの駆け落ちのシーンも同じ衣装になるわけで、読んでいて上手いと思ったところ。なお、このときカイザーは天魔界軍礼装?
登場人物の身長
 マリアの身長は、160センチと「ぴょんぴょん」のお便りコーナに出た気がするが、これは曖昧な記憶なのでとりあえず、Mセンチとしておこう。以下ではマリアとの比率から、他のキャラの背丈を求めてみよう。後日の追記:復刊.comから刊行されたコミックスにこのお便りコーナのカットが載っていた。それによるとマリアは165センチである。以下、マリアの身長に関して160としていた部分は165に訂正いたします。これは単純な記憶違いです。申し訳ありませんでした。
 この調査であるが、確実に同じ高さの面に、身体をかがめたり傾けたりせずにたっているといえるシーンは少なく、難航した。しかも、コマによって比率が違っていたりする……。
 まず、ロココとマリアでは、ロココのほうが背が高い。これがよくわかるのは、コミックス6巻71ページのロココとマリアが抱き合っているシーン。このほか、さまざまなシーンを総合すると、マリアの身長はロココの瞳の位置あたりと思われる。(4巻の表紙のマリアはそれより高く、6,7巻ではそれより低い。ただ6巻表紙は水の中だから……)。頭の大きさは男性の場合、24cm程度である。瞳の位置を顔の高さの中心とすれば、ロココとマリアの身長差はおおよそ12cmと考えられる。よって、ロココの身長は(M+12)センチ。
 つぎに神帝たちについて。……と思ったけど、神帝はつねに落ち着きなくちょろちょろしているので、あまりちゃんと比較になるシーンがない。信頼性の高いシーンではないが、2巻181ページ2コマ目にピーター、ロココ・マリアが並んで立っているシーンがある(多少遠近感はあるが)。このシーンから判定するに、ピーターはM/2センチ (ちなみに、神帝どうしの身長差はあまりないように見える)。仮にマリアが165センチとすると、M/2=82.5センチで、これでは2歳児レベルである。チャイルドシートに余裕で座れる。ロココの半分程度に見えるシーンもあるが、それでも小さい。ただし、人間の成長速度や身体の大きさ同水準である必要性はない。漫画の神帝はコロコロと小さくて可愛らしいキャラクタである。ということで、M/2センチ。
 次にかぐや、3巻16ページにマリアと並んで立つシーンがある。マリアより少し小さいぐらいだろうか。(M−1)から(M−2)センチが妥当なところか。
 カイザーは4巻59ページ、最終コマからマリアとの身長差はロココと同程度で(M+12)センチ。同58ページの3コマ目から、エリスはカイザーより少し低く(M+10)から(M+11)センチか。このコマは足元がないが……。マリアとの比較からもエリスは女性にしてはかなり長身であると思われる。
 まとめ。
マリアロココ神帝かぐやカイザーエリス
MM+12M/2M-1,2M+12M+10,11
M=16516517882.5163,4178175,6

冒頭にも書いたが、マリアの身長を当初5センチ低い、160センチと勘違いしていた。これを165センチと訂正すると、全員意外と長身であることに気がついた。とくに小柄な印象がある (わたしだけか?) かぐや姫ですら163センチと日本人女性の平均 (157〜8) を越えている。これも当然で、かぐや以外は日本人ではなさそうな名前の上にかぐやも天地球の女神である。世界の平均身長を見るとだいたい男女ともEUのそれほど平均身長が高くない国(たとえばイギリスなど)の身長と一致しているようだ。
  あの世界で、メートル法が通用していることのほうが驚きなのかも知れない……。
カイザーの家柄
 ウォルフカイザーは、「代々ノア家に仕える重鎮の家柄」だそうだが、彼は養子である。養子に入ったエリスの家が「重鎮の家柄」なのか、もともとのカイザーの家が「重鎮の家柄」なのだろうか。

[仮説 1] カイザーの生家が重鎮の家柄。カイザーの回想シーンにある彼の母親の身なりが良い。エリスの生家のほうはそうでもない。食いはぐれないように、エリスは手に職 (あやしい薬の製作) をつけていた。
[仮説 2] エリスの生家が重鎮の家柄。代々ノア家に仕えた老舗の薬屋である (だから彼女もあやしい薬に詳しい)。カイザーの生家のほうはそうでもない。だから、成金趣味のイアリングをマリアに送ったりする (5巻)。
[仮説 3] カイザーの生家もエリスも生家も重鎮の家柄。両家はノア家の重鎮同志、要するに同僚なので、古くから交流があった。カイザーの両親が亡くなった際、彼らと古くから知り合いであったエリスの両親は、残された息子を引き取った

結論。家柄がどうであろうとあやしい薬は作る。
悪魔王の剣と女王ノア
 悪魔王の剣は、悪魔王だけが持てる剣である。剣のくせに持ち主を選び、選ばれたものしか操ることができない。この剣は、ずっとノア城の奥深くにルシファの遺品として眠っていた。女王であるノアはこの剣に「選ばれて」いたのだろうか。

[仮説] ノアは剣に選ばれていない。剣はロココの手に渡る(5巻)までは、ルシファの遺品と共に普段は誰も立ち入らないようなところにあったのだし、フローリアではノアが存命中にも関わらず、ロココとマリアが剣に選ばれてしまった。では、ノアは女王として不適格かというとそうではなくて、ノアは剣に選ばれる必要はなく、ノア一族以外のものが統治者となる場合、剣に認めなければならないとかそういうルールなのだろう。たぶん。

 剣が持ち主を選ぶというエピソードはアーサー王伝説を思い出させる。アーサー王はそれまで誰も引き抜くことのできなかったエクスカリバーを台座から引き抜くことができた、という。ほかに似たような話として、「アルスラーン戦記」 (アーサー王からいきなり飛ぶなあ……) では、主人公アルスラーンが大衆にアピールするために宝剣ルクナバードを手に入れるエピソードがある。……ファンタジーは詳しくないのでこんなもんで勘弁してください。

 この悪魔王の剣に関しては、なんとなくそれらしいアイテムを出しては見たものの、あまり生かしきれていないように思える。なにせ、直後のエピソードである「アクアーネ編」ではまったく出てこない。ロココが連載当初からずっと使っていた剣をアクアーネでカイザーに駄目にされたので、しょうがないから手持ちの悪魔王の剣を使うことにしたのだろうか? (昔から使い慣れた道具のほうに愛着があるのはなんとなくわかるな) また、ロココに剣を渡したときルシファは「 (君が剣を操れれば) 剣を知る悪魔は君に力をかす」と告げたが、実際には剣にびっくりしたものはいたものの誰も力はかさなかった。フロルなどは悪魔王の剣をそれと認識した直後に、ロココを攻撃している。もっともあの時点の彼は、相手がノアやルシファであっても攻撃しそうな精神状態だったが。このときの双頭の竜のエピソードもややとってつけた感がある。あるいは、剣など実はどうでもよく、王としての資格は別のところにある、というエピソードだったのだろうか。
マリアとロココの結婚式の参列者
 「幸せの国の輪舞」冒頭のマリアとロココの結婚式には懐かしいキャラクタたちが彼らを祝福しに駆けつけている。(画面の右から)
  • ルウシード
  • イザカ
  • イリカ
  • 守燐プー
  • ライラ
  • キャロル
  • フラウ
  • ミリア
  • 墓魔
  • ヤマト
  • アリババ
  • リージェ
  • セシール
  • バクテ裏闇
  • ジャック
  • ピーター
  • エリス
  • カイザー
  • ↑の子供 (?)
  • かぐや
神帝が4人しかいないのはさておき、エリスの右側で頭だけだしている人物 (上のリストでは「?」さん) はだれだろう。「?」さんはチビキャラではなく長身のヒト系キャラ、頭髪はベタではなくシロ、また、イザカたちと違って水槽に入っていないことからアクアーネのキャラクタではない。さらに、少なくとも本編の最終回の時点で生き延びていなければならない。これは条件ではないが、前髪をつくっていて、後ろ髪はエリスの影になって不明。絵が小さくて性別もよくわからない。以上を満たすキャラをピックアップすると:
  • スーパーゼウス ×あきらかに髪型が違う、髭がない
  • 聖結天流 ×あたまの羽根が見られない
  • オーロラ王子 ○髪型などは一番近い。彼より背が高いように見えるが、これは伸びたと考えればOK。ただ、額のほくろがない。
  • 聖プリティ ○これも後ろ髪がたまたま見えないと考えれば近い。ただ、ここで彼女が出てくるとは考えにくい。
  • ロココのおじの花嫁 ○これもプリティと同じ理由で外見的には近い。プリティ以上に登場する必然性がないが、墓魔が出てくるぐらいだし……。
  • フローラ △髪型が明らかに違う。もちろん髪型はかえらえるが、フローラを出すならあの特徴的な縦ロールをわざと描かないことはないだろう。
ちょっと難しいが、6:2:2でオーロラ王子:プリティ:おじの花嫁、といったところか。
ノア城のモデル
  セントアンジュ・シティにあるフェニーの家 (正確にはその両親の城か……) が、ドイツにあるノイシュヴァンシュタイン城をモデルにしていることは有名である。ではマリアの育ったノア城のモデルはどこなのだろう?この城の特徴は以下のようなものである。
  • 白壁でなく色レンガである
  • 各屋根は三角
  • 幾つか塔がある
  • 塔も含めて曲線要素が少ない (塔の半分程度は上から見たら円形だが、残りはn角形)
このような条件を満足する実際の城は……、あった。しかもたくさん。その中で近いかなと思ったのが、ホーエンツォレルン城なのだが、……。どうだろう?
カイザーのチョコパ
 ウォルフカイザーの大好物は「チョコレートパフェ」、通称ちょこぱ。一体、彼がどれだけちょこぱを喰っているかを検証する。
  1. 巻, ページ (食べた数/登場した数) ←凡例
    コメントなど。食べた数は確実に食べている数とする。登場した数は単に画面にチョコパが現れた数とする。なお、カイザーと無関係にチョコパが現れたサンプル数はゼロであった。
  2. Vol.3, P.78 (0/2)
    マリアに「オレの大好物」と2杯のチョコパを出す。が、彼女にひっくり返されて実は食べていない。
  3. Vol.3, P.113-115 (0/1)
    お雪と通信するシーンで傍らのテーブルに置かれている。が、実はひとくちも口をつけていない。
  4. Vol.3, P.128 (0/1)
    マリアがカイザーを訪ねるシーン。食べようとしてたが、マリアがドアを吹っ飛ばした風圧でどこかに行ってしまった。
  5. Vol.4, P.56-57 (0/1)
    ノア城に帰投した際に、ファンと思しき女の子からプレゼントされている。このチョコパもマリアの攻撃にさらされるが、無事。しかし、これを食べているシーンもない。
  6. Vol.4, P.69 (0/1)
    ノアをモデルにしてマリアのドレスを選ぶシーンで、テーブルの上におかれている。食べた形跡はない。
  7. Vol.4, P.171,P.180-181 (1/1)
    偽のマリアにロココを誘惑させ、チョコパを食べながら結果を待つ。
  8. Vol.5, P.57 (1/1)
    ウッディウッドでロココを探しながら。笠がついてるチョコパ。
  9. Vol.5, P.63 (3/3)
    ウッディウッドで「チョコパ5杯分まったぞ」。5杯が殻だが、うち2杯は上ですでにカウント済み。なお、これらの5杯は普段のカイザーのチョコパに比べるとかなり小ぶり。
  10. Vol.5, P.100 (0/1)
    マリアのデザートとして巨大なチョコパをプレゼントするが突っ返される。「おれが喰う」収めるが、食べているシーンはない。
  11. Vol.6, P.29-30 (0/1)
    シースネイラにプレゼント。彼女もチョコパが好きだそうです。
  12. Vol.7, P.70-71 (0/1)
    フロルの宮殿でもチョコパを抱えて登場。ただし食べた形跡はない。この後マリアに「フロルがチョコパ食べてる」と騙されるシーンがあるが、このときに食べなかったチョコパのことだと思われる (ほんとかよ)。
以上、登場したチョコパは全部で14杯、確実に食したのはうち5杯である。画面外で食べているのは結構あるかも知れない (食べかけは絵にすると汚いから……)。確実に食べられ逃した4杯 (2,4,11) のうち2で出てくる2杯の1杯はマリアへのプレゼント、11はシースへのプレゼントであるからもともとカイザーが喰う意図はなかった。それ以外で確実に逃した2杯は、喰う意図はあったが、どちらもマリアにふっとばされている。
 ところで、この項はホリイのずんずん調査みたいだ。
食べ物いろいろ
「愛の戦士ヘッドロココ」の世界では料理ができないことは恥ずかしいことなのである (「幸せの国の輪舞」より)。ここでは漫画に出てきた料理の数々を紹介する。ただしチョコパは独立のがあるので除く。
パート2冒頭、おなかを空かせたロココと神帝たちが見つけたのは野菜たち。意志を持つが、いったんただの野菜 (抜け殻?) になり、意志は種となって生まれ変わることができる。トマト、にんじん、大根、なす、ピーマン、リンゴ、スイカ、さやいんげん、といったところか。ロココたちが焚き木の上に鍋を置いて煮炊きして食した。このあと神帝たちが化かされたのはかぼちゃ。これは食べてはいけない。 マリアを追って天地球に現れたバクテ裏闇のためにかぐやがつくってあげたのがなんか炭。料理ではない。マリアが提供したのが、ステーキ、サラダ、フランスパン、前菜、ワイン (さすがにパンは手作りではあるまいと思われる)。このあとじ神帝たちの想像のなかでメイド姿のマリアが持っているのが漫画肉オムレツ (オムライス?)。漫画肉は漫画でよく出てくる骨付きの肉の総称。天地球で神帝たちが渡されたワープ装置は肉まんのようだが、実はそうではない。以上が1巻。
天地球でかぐやが病身のキャロルのために取り寄せた土・水は美味しいらしい。プリングでマリアが大鍋で作ったのはシチュー。ロココは食べ逃している。 マリアが超念魔を払うために神帝にめくらましとして与えたのはおにぎり。プタゴンが戻ってきたときにノアが飲んでいたのは紅茶コーヒーか?怒るノアを遠くで観察するデビルが食べていたのは三段がさねのアイス。マリアとロココが愛のパワーを得た後、軍隊の集結を知らされたときにデビルが食べていたのは漫画肉2種 (うち1つは鳥?)ワイン。プリングへの攻撃を控えた悪魔たちが食べていたのはプリン、せんべい、茶 (日本茶)など。以上2巻。
天地球での晩餐で一同が食べているのは、パーティ料理。ホテルなどでよくあるバッフェ形式で料理の詳細は不明だが、マリアの手料理のほうが美味しいらしい。天魔界に戻ったマリアがノアと話しながら食べているのはノアの手作りのパイお茶 (紅茶?)。スノーリアのロココと神帝がオーロラ王子に振る舞われたのはおにぎり、お茶、ソーセージ。同じスノーリアでお雪がロココと神帝に振る舞ったのは。パワーを落とす秘薬入り。マリアが再会したエリスに作ったのはたこ焼。ひとつに5切れのタコ入り。以上3巻本編。
同じく3巻、「炎のエピソード」でマリアの宝箱に入っていたのはノアから貰ったクッキー。半分はロココのものに。「白いベールの狂詩曲」で思い出話をするマリアとエリスの前にはたこ焼とお茶。以上3巻の番外編から。
さて本編に戻る。ノア城に閉じ込められたマリアの機嫌をとるためにフラウが差し出したのはケーキ、フルーツ (ぶどう、リンゴ) 、ステーキ、プリン。画面には漫画肉 (鳥の丸焼き二羽)、ソーダ水、天丼 (?)。カイザーを騙すためにマリアが用意したお弁当は、俵おむすび、いなり寿司、たこウィンナ、きゅうり、レタス、花形にんじん、いちご、チェリー、肉団子、玉子焼き (伊達巻?)、カニの爪揚げなど豪華。 その俵むすびを食べたカイザーが思い出したのが亡き母の作ってくれたウィンナ。なんで? マリアの回想シーンで幼いマリアがエリスとピクニックにきたときのお弁当はサンドイッチ。ロココとカイザーの対戦を「このさきどうなるのか」と気楽なミリアの傍らには二段アイスとトロピカルソーダ。ロココが天魔界に現れたことでノアをなじるデビルのかたわらにはバナナ、葡萄、スイカ、リンゴ、梨、漫画肉。そのシーンでノアが飲んでいるのはレモンソーダカクテルか。ロココとヤドリ木が話し合うシーンで飲んでいるのは抹茶。ルウシードの館でロココと神帝がごちそうになったのはフランス料理だろうか。テーブルの上にはリンゴとバナナもある。以上が4巻。
婚約披露宴を控えたマリアがやけ食いしているのは (食べ終えた皿から確認できるだけで) 、魚、メロン、バナナ、葡萄、ワイン、カレー、プリン、ソーダ。カラの皿はほかにも沢山ある。助けにきたピーターへのマリアからの褒美は大盛りの明太子スパゲッティ。 以上5巻本編から。
5巻「旅立ちの前奏曲」から、幼いマリアを迎えて用意されていたのはロココの母の焼いたデコレーションケーキ。幼い彼らを見守るロココの両親のテーブルの前にはワインメロン、葡萄、桃。成長してノアの代理をつとめるマリアにエリスが出すのがパイ、お茶。旅立ちを控えたロココは月を見ながらワイン、画面の隅にケーキらしきものも見える。下剤を入手しにエリスを訪ねたマリアの手土産はたこ焼ワインバナナ、リンゴと一緒に召し上がれ (……ってたこ焼とワイン!?)。旅立ちの朝、ロココがマリアを待ちながら冷やしているのはワインシャンペンか。やたらワインの出てくる「旅立ちの前奏曲」であった。
アクアーネのイザカ王宮でマリア・ロココたちがご馳走になったのはプリン、カニ、海草サラダ、メロン、ローストビーフ、肉まん (に見えるけどあまり自信がない)。イザカに閉じ込められた牢屋でロココが作ったのが物体X、神帝たちはコロッケ、パン、チャーハン、春巻きなど (に見えるが絵が小さくてちょっと……)。この物体Xはジャックが攻めてきたカイザーにぶつけて有効活用している。かなりの破壊力だったと思われる。ワルキューレの魔女が魔ッタコギンの脚で作ったのはたこ焼
「午後のお茶をご一緒に」でマリアが撒き餌にしたのはキャンディ。彼女がお茶と一緒に用意したのは戦闘前はクッキーだったのに戦闘後はケーキ。クッキーは戦いで駄目になったと思われる。彼らを見守るゼウスとアンジェリックが食べているのはケーキとお茶
フローリアに向かう途中でマリアと神帝たちが自炊したのはシチュー、サラダ、コロッケ、太巻き寿司。フローリアの悪魔・タベ魔クリンが食べようとしたのは天使・ライラ (助かったけど)。以上6巻。
7巻のフローリア編の続きから。マリアと神帝たちが自炊しているのはシチュー。ライラのために神帝は木の実の皿も作った。をもったのはカイザー。天聖界に戻ったマリアとロココがゼウスたちと語らうシーンでテーブルにはお茶。以上が7巻本編。
「幸せの国の輪舞」でノアルシールが練習しているのは野菜いため。その後の課題は目玉焼き。カラを割るのが難しいそうだ。ノアルシールについて語らうマリアとロココの前にはお茶。異世界のクリスがノアに与えたのは鍋いっぱいのシチュー。ラストでノアルシールとデートするクリスが用意したのはお弁当。中はよく見えない。
愛のパワーで助かる条件
  本編の最初から最後までで、死んだキャラクタはノア、シースネイラ、ブリザードお雪、グラディオーラ。愛のパワーで助かったキャラクタはキャロル、ローラ、ライラ。とくにグラディオーラとライラなどは、亡くなった時間も場所も近く、条件も似ている。ふたりの明暗を分けたのはなんだったのか?愛のパワーで助かることのできる条件を推測する。助かったキャラクタの共通点と死んだキャラクタの共通点を考慮した結果、助かるためには次のような条件を満足する必要があるように思われる:
1. ロココとマリアがその場所に揃っている
2. 生きている誰かを愛している
まず助かったキャラクタに関して考えると、キャロルのときはふたりが手をつないで回復を祈っている。ローラは体中から泡が出るところをふたり揃って目撃している。ライラも花を咲かせる彼女をふたりは至近で目撃している。だから最初の条件は全員クリアしている。 条件2に関しては、キャロルとライラはロココに、ローラはイザカに、それぞれ思いを寄せていた。
逆に死んでしまったキャラクタを考えると、ノアは条件1を満足するが、愛しているのはルシファだけのようだから条件2にあてはまらない。 グラディも条件1を満足するが、「亡くなった彼」についてなんとなくまだ好きな風に話しているから条件2にあてはまらない。 シースが死亡したとき周りにいたのはローラだけで条件1に当てはまらない。条件2は知らんがカイザーは気に入っていたようである。お雪も「カイザーさま」とハートマークを飛ばしていたので条件2は満たしているが、死亡時に近くにいたのはロココだけで、マリアは遠く離れた天魔界にいたから条件1に当てはまらない。

INDEX